4泊5日の旅のうち、2泊をのんびり過ごしたのがDevpurという小さな村。ブジからアラビア海目指して南下する途中にある、ほんとーうになにもない小さな村なのだけど、なぜそこに滞在したかというと「Heritage homestay」をするためなのだ。
Heritage・・・といっても有名観光地にあるようなマハラジャ邸宅なんかじゃなくて、昔ながらの領主邸宅で、素朴で落ち着いたところ。建物自体は100年以上前のものらしい。2001年の大地震の際は壁が崩れたそうだけど、基礎はほとんど昔のまま。丁寧に手入れされているのがよくわかる。
静かな中庭。
天井はメルヘン。
広い敷地には学校(white eagle school)が併設されている。好奇心旺盛、元気いっぱいのこどもたちが「じゃぱーにーーー」と寄ってくる!スター気分に浸れること請け合いです。
ごはん、まーだー?4歳のパドミニちゃんとドレーモン(ドラえもんね)をみている息子。
Homestayスタイルは今回、いやこれからもできるだけそうしていこうと思うのだけど、子連れ旅にはおススメだ。ただ、ステイ先のナニーになってしまう可能性もあるので、気をつけろ!&じぶんの体力気力を考えろ!
お世話になったみなさん。お父さんは巡礼中(!!)で不在だったのだけど、8歳のお兄ちゃんがしっかり者で頼もしかった。家族の大切なお祈りの時間にも参加させてもらえて、とてもあたたかい滞在になりました。
そして驚いたのが、奥さんがデリー出身、しかもわたしたちの住む同じコロニーのうまれ育ちというから、世界は狭いとはほんとうにこのこと。「次回はサガールでランチしましょう」とまたすぐに会うことを約束した。
それにしても、彼女のDevpur村に嫁いだ10年には、最後の夜に聞くだけでは時間が足りないほどの物語が詰まっていた。親の選んだ結婚相手で、結婚式までどんなひとかも知らず、結婚するまでデリーを離れたことさえなかったという。日本を離れ、デリーを離れ、夫を置き去りにしてカッチまでやってきたわたしは、彼女の目にどんなふうに写っただろう。
枕元にはこんなカーリー像があって、よく眠れるようなうなされたような・・・
一日体験入学させてもらって、マンゴーやココナッツが植えられている畑で走り回って遊んだ。
みんなで体操。
リゾートホテル滞在みたいなのは、老後の慰労旅行にとっておいて、今わたしたちがすべき旅スタイルはGlobe-tottering、世界よちよち歩き!あっちいってこっちんこ、特に田舎街ぶらぶら訪問は楽しい出会いが満載。どんどん出かけていろんなひととふれあいたい。
まちも10分もあれば歩いてまわれるけど、邪気なく声かけてくれるひととおしゃべりするだけでアドベンチャー。とにかくDevpur Homestayはおススメです(予約代行しますよーうそうそ)。